12/17/2024 | Press release | Distributed by Public on 12/16/2024 23:22
東海大学では12月6日にオンラインで、「海外危機管理セミナー」を開催しました。海外での重大事件や凶悪犯罪に巻き込まれないための予防策や、万一巻き込まれた場合の対処策について理解してもらうことを目的に2018年度から実施しています。今回は、「海外における安全対策~留学中の安全のために~」と題して、外務省領事局海外邦人安全課の中谷義則氏が、海外に渡航する際の基本的な心構えや海外での情報収集の方法について講演しました。
中谷氏は、経済平和研究所が発表した犯罪率や暴力の影響、政治的不安定性、テロの影響といった指標によって国・地域の安全度や治安を評価する「世界平和度指数」を基にした「世界の治安ランキング」を紹介。24年度は日本が7位に入ったことに触れ、「日ごろ日本でなにげなく暮らしている中での"これくらいなら大丈夫だろう"という行動が、海外では通用せずトラブルにつながることもあります。渡航先の治安や文化、医療体制などを事前に確認し、現地では常に警戒心を持って行動するなど注意が必要です」と呼びかけました。また、出発前の情報収集などに活用できる外務省の海外安全ホームページや海外安全情報安心サービス『たびレジ』を紹介。海外旅行中に内乱や大規模自然災害に巻き込まれた場合の対応方法や、緊急時につながる在外公館や外務省の連絡先について説明し、準備の大切さを訴えかけました。